多様な学術研究が展開されている基盤科学系では、構成員の研究から導かれた知が、本学のイノベーションの源泉として貢献することを?指しています。その視点から考えると、各構成員が、研究の「挑戦性」「総合性」「融合性」「国際性」に関して、どう取り組むべきかが課題となります。
このうちの「総合性」あるいは「融合性」に?点を置いた取り組みとして、基盤科学系では、平成29年度から「基盤科学セミナー」を実施しています。学系構成員が、学系内外の参加者に向けて、??の研究を紹介する場を設け、分野を超えた参加者との対話を通して研究を深め、発展させるきっかけを得るとともに、様々な分野の研究との融合の可能性を探るのがねらいです。学系外、学外の皆様のご参加を期待します。
- 日 時
- 2024年6月26日(水) 15:00~16:30
- 内 容
- 演題:欧米におけるいけ花受容の歴史
講師:吉川順子(基盤科学系 准教授)
日欧交流が始まって以来、日本を訪れた欧米の人々が日本の美術工芸や伝統芸能に関心を寄せたことはよく知られています。19世紀後半には、パリやロンドンを中心にジャポニスムの流行も巻き起こりました。いけ花については、建築家のジョサイア?コンドルが1891年に詳しい解説書を出版しましたが、それより前からヨーロッパ独自の視点による注目が始まっていました。
このセミナーでは、欧米でいけ花が知られてきた歴史を、古い文献の実物もご覧いただきながらご紹介します。また、私がこの研究を行うようになった経緯や、調査での失敗談、資料のデジタル化の進歩、今秋に本学で予定しているいけ花関連イベントについてもお話しさせていただきます。
- 開催方法
- ①現地開催
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 6号館1階 0611講義室
[会場へのアクセス]
②オンライン
下記のリンクよりご参加ください(事前登録不要)
WebEx ミーティングリンク https://cis-kit.webex.com/cis-kit/j.php?MTID=m15b953dbf077140e80ff9259f7fdecf5
ミーティング番号 (アクセスコード):2519 417 4714
ミーティングパスワード:sWYWYCq3q32
- 参加費
- 無料(事前登録不要)
- お問い合わせ先
- 京都工芸繊維大学 基盤科学系 数学事務室
TEL:075-724-7303
E-mail:ky2023[at]kit.ac.jp(※[at]を@に変換してください)