第73回美学会全国大会 [10月15日(土)?16(日)京都工芸繊維大学]
第73回美学会全国大会が、本学を共催として開催されます。
日程:10月15日(土)?16(日)
会場:京都工芸繊維大学
大会webサイト:https://bigakukai073.bigakukai.jp/
※スケジュールおよび会場の詳細は、大会webサイトをご参照ください。
※学会員ではない一般の方々もご参加いただけます。(京都工芸繊維大学の教職員?学生の方々は、無料でご参加いただけます。受付にて職員証/学生証をご提示ください)
※ご参加には、あらかじめの登録が必要です。9月30日(金)までに、大会webサイトからご登録ください。
研究発表のほかに、下記のシンポジウムと展覧会が開催されます。
シンポジウム「コレクティヴの現在」
[10月15日(土)14:30-17:30 センターホール]
- 司会
三木順子(京都工芸繊維大学)
- パネリスト
青山 太郎(名古屋文理大学)
武田 宙也(京都大学)
津田 和俊(京都工芸繊維大学?山口情報芸術センター[YCAM])
中村 史子(愛知県美術館)
- シンポジウム趣旨
現代アートの分野では、ここ数年来、「アート?コレクティヴ」や「アーティスト?コレクティヴ」という用語が定着しつつある。ここでいわれるコレクティヴとは一種の集団を意味するが、それは、伝統的な「流派」や「工房」、あるいは、近代的な「ユニット」のいずれとも異なる。コレクティヴとは、集団の構成やそれぞれの役割を固定せずに、流動的?可変的な仕方で緩やかに繋る集団でプロジェクトを営なもうとする、新しい創造スタイルだといえる。
もっとも、このような意味でのコレクティヴは、現代アートだけでなく、デザインやドキュメンタリー映像の制作実践のなかに、すでに潜在的に機能していたようにも思われる。そうだとすれば、コレクティヴというスタイルは、狭義の現代アートを超えてどのようなアクチュアリティを持ちうるのか―。コレクティヴをとおして、創造的な「個」はどのように再定義されうるのか―。創造の実践においてコレクティヴは有効であるとして、思想においてコレクティヴは可能なのか―。これらの問いに具体的に応答すべく、理論と実践の双方に目を向けながら、映像学、思想、デザイン、キュレーションという4つの立場からの提言を出発として議論を展開していきたい。
展覧会 京都高等工芸学校開校120周年記念特別展
「デザインの夜明け ―京都高等工芸学校初期10年」
全国大会中の開館時間
美術工芸資料館 15日(土)10:00~20:00、16日(日)10:00~18:00
大学附属図書館 15日(土)09:00~20:00、16日(日)09:00~18:00