本学では、グローバル化を牽引する人材として、TECH LEADERの養成を掲げており、その人材像は「専門性を有すること」「リーダーシップを有すること」「文化的アイデンティティを有すること」「外国語運用能力を有すること」としています。平成27年度にこれらの要素を踏まえたディプロマポリシーとカリキュラムポリシーを策定しました。
平成27年度からリーダーシップに関する科目を提供しています。これらの科目ではリーダーシップに関する専門家が講義を行ったり、地域?企業と連携し実験などチームで課題に取組むPBL(Project Based Learning)型の授業を行っています。
文化的アイデンティティの育成のため、学部科目に京都の伝統文化を礎とした科目を提供しています。
国際的に活躍できる研究者や高度専門技術者の基盤となる英語運用能力を向上させるため、「通常の授業を通して学生全体の能力を最大限に高める英語プログラム」及び「グローバル人材に求められる英語による発信能力を独自に測定するプログラム」の開発?実施に取り組んでいます。事業終了時には学部生の50%、大学院生の80%がTOEIC730点相当以上の英語運用能力を身に付けることを目指しています。
学部1?2年次生のうちに高い英語力を培うため、「英語鍛え上げプログラム(集中的な英語学習プログラム)」を実施しています。 この英語鍛え上げプログラムは、外国語習得を促す主要因であるインプット(読んで、聴いて、内容を理解すること)を大量に浴びる多読多聴プログラムであり、どの授業においても学習量の点できわめて要求度の高い課題やテストを課します。また、e-learningシステムを利用し、授業外でも大量の課題を課しています。
TOEIC等の客観的な指標に対応することはもちろん、英語文献の読解、英語による論文執筆、国際学会での口頭発表等大学院で必要とされる多様なタスクに耐え得る高度な英語運用能力を養います。
国際社会において必要となる英語によるコミュニケーション能力を測るためCBT(Computer Based Test)型のスピーキングテストを実施しています。
令和3年度からは文科省に採択された国際化促進フォーラムプロジェクト『「リンガフランカ(国際語)としての英語」運用能力を測定するためのCBT英語スピーキングテスト実施プログラムの横展開』により、連携大学とともに質の高いスピーキングテストをより簡単に実施する方法を確立し、スピーキングテストの普及に貢献することを目指しています。
英語学習への意欲を喚起するため、英語プログラム等の情報発信を行っています。
本学は、「学士4-修士2-博士3」の学年構造を、「学士3-修士3-博士3」に実質的に変更し大学院機能の強化を図ることで、世界の理工系人材のスタンダードである大学院修士課程修了を標準とする6年一貫教育を実施します。具体的には、学部4年生を修士0年生とみなすことで、修士課程を実質3年間と設定します。また、あわせてクオーター制を導入することでカリキュラムの柔軟化を図り、海外留学やインターンシップを行うことができるカリキュラム設計を実現しています。
本学では、これまで外国人留学生のみを対象とし、外国語のみで卒業できるコース(国際科学技術コース)を設定していました。今後、国際的に活躍する人材育成のため、日本人学生にも外国語のみで卒業できるコースを設定する予定です。
本学のスーパーグローバル事業において重視していることの一つに、PBL(Project Based Learning)型学習によるリーダーシップの養成があります。このプログラムはインターンシップを行う企業体験、海外大学での研究活動、海外大学でのTA(ティーチング?アシスタント)活動を行う教育体験、海外学生との共同ワークショップの4タイプがあります。
在外企業?研究機関の最先端研究?開発現場等を体験するプログラム
本学が国際交流協定を結んでいる大学などにおける研究プログラム
本学が国際交流協定を結んでいる大学などでTAを体験するプログラム
本学が国際交流協定を結んでいる大学などと共同でプロジェクトやワークショップを行うことにより、実践的な国際協働体験を行うプログラム
本学教育活動の国際化を牽引する研究室として、国際化モデル研究室を指定しています。各国際化モデル研究室の活動内容については、年度報告書をご参照ください。
平成29年度より、ジョイントディグリープログラム(海外大学との共同学位授与)をタイ王国のチェンマイ大学と実施します。