第6回OPEN TECHシンポジウムを開催しました ‐SGU事業‐
(テーマ:パワーエレクトロニクスに関する国際シンポジウム)

 平成28年10月26日、本学の「OPEN-TECH INNOVATION」(スーパーグローバル創成支援(SGU)事業)では、本学機能強化(グリーンイノベーション)事業と共催し、平成28年第6回OPEN TECHシンポジウムを開催し、地域企業および本学学生や教職員など39名の来場がありました。

 今回は、海外よりアーカンソー大学のAlan Mantooth(アラン マントゥース)教授、 Stanford(スタンフォード)大学のJuan Rivas-Devila(ジュアン リバスデビラ)助教を迎え、さらに日本からは京都大学の木本恒暢教授、引原隆士教授に加え、産業界からもパナソニックの石田秀俊氏を迎え、ご講演いただきました。
 Mantooth教授による、米国の回路?モジュールレベルの研究?開発動向についてのご講演は、デバイス?プロセスが主な日本の現状に一石を投じる内容でした。Rivas助教は、Stanford大に着任してわずか2年半にも関わらず、3Dプリンターを用いてインダクタンスを作り、高速で動作するパワーエレクトロニクス回路についての研究内容を熱く語っていただきました。
 木本先生にはSiCデバイスの最新の研究状況、引原先生には回路とシステムの観点からお話をいただきました。木本先生のコストと信頼性が重要であるとの言葉が印象に残りました。引原先生はご講演の中で、Power Electronicsから、Power Processingへのパラダイムシフトが重要であると強調されていました。石田氏には、Panasonicで既に実用化されているノーマリーオフ型のGaNデバイスについての講演をいただきました。
 参加者からも多くの質問をいただき、活発な議論が出来ました。

  • Alan Mantooth教授Alan Mantooth教授
  • Juan Rivas-Devila助教Juan Rivas-Devila助教
  • 木本恒暢教授木本恒暢教授
  • 引原隆士教授引原隆士教授
  • 石田秀俊氏石田秀俊氏
  • 会場の様子会場の様子