大学院博士課程の優秀な学生を対象に奨学金を給付し、研究者として優れた人材の育成を図りました。令和5年度は2名を採用し、100万円ずつを支給しました。
採用者:建築学専攻 2名
夏季及び春季休業期間に約5週間、英国リーズ大学及び豪州ヴィクトリア大学に学部学生を派遣し、語学研修を実施するための参加費の一部を支援し、参加学生の英語能力の向上と国際的視野の拡大を図りました。
学内外との交流の促進に寄与するため、美術工芸資料館所蔵資料によるカレンダーを作成し、入試広報や就職支援に用いるとともに、同窓会や地域との交流活動に活用しました。また、マグカップやトートバッグ等の美術工芸資料館ミュージアムグッズを制作し、ご寄附いただいた方にも贈呈いたしました。
同窓会からのご寄附により、挑戦的で独創性に富んだ発想の研究を行う若手研究者に支援を行いました。令和5年度は、分子化学系?松尾 和哉 助教に対して100万円の研究費を支給しました。
研究テーマ:光薬理学リガンドを効率的に獲得するための分子技術
衣笠同窓会みらい基金からのご寄附により、京都工芸繊維大学の前身校のひとつである京都蚕業講習所.以来、本学内に所蔵されている蚕糸?繊維関係資料を調査し、詳細に把握できるようアーカイブの構築を行っています。令和5年度は、嵯峨キャンパスにおける実習を撮影して、繊維研究の実態記録を行いました。今後は、美術工芸資料館で繊維アーカイブに関する企画展の開催を計画しています。
学生と教員が協働する正課外の教育プロジェクトについて、指定寄附金を各プロジェクト団体へ配分し、プロジェクト支援を行いました。
経済的理由により修学が困難な学生の留学や海外インターンシップを支援するために、奨学金を支給しました。令和5年度は、23名に対して一時金として5万円ずつ支給しました。
本学では、博士課程進学に係る資金面?キャリアパスの問題を取り払うために、優秀な博士人材に対して研究専念費(生活費相当)や研究費の支援を行うフェローシッププログラムを実施しています。令和5年度は、当プログラムに採用された学生への研究費の一部を当基金から支援しました。