第5回OPEN TECHシンポジウムを開催しました ‐SGU事業‐
(テーマ:最新光学顕微鏡技術ワークショップ)

 平成28年8月31日、本学の「OPEN-TECH INNOVATION」(スーパーグローバル大学創成支援(SGU)事業)では、平成28年度第5回OPEN TECHシンポジウムを開催し、地域企業および本学学生や教職員など42名の来場がありました。

 今回は、ニュージーランド マッセー大学顕微鏡イメージングセンター長のMatthew S Savoian(マシュー サヴォイアン)博士をお招きし、最新光学顕微鏡技術ワークショップ「光学顕微鏡の最先端技術の原理と操作法」をテーマに、最先端の光学顕微鏡技術と操作法についてワークショップが行われました。Savoian博士には、蛍光顕微鏡の原理から画像取得及びデータ解析処理にあたっての重要なポイントについて詳細な解説をしていただくとともに、これまでの豊富で多岐にわたる細胞生物学的研究にもとづく講演をしていただきました。

 このワークショップは、本学大学院「ヘルスサイエンス学特論1」の一コマとして開講され、30日と31日の午前中に講演、午後からは共焦点顕微鏡及び蛍光顕微鏡セットを用いた実習が行われ、二日目の講演が公開講演として実施されました。Savoian博士は、細胞内特定タンパクの動きを測定するFRAP法、タンパク間の相互作用(複合体形成)を検出するFRET法等を用いて解析した細胞骨格の動態について鮮明な解析画像を示して、英語でわかりやすく解説指導されました。参加者は、最先端の機材と最新の技術を用いた観察技術に触れることが出来ました。

  • Matthew S Savoian博士Matthew S Savoian博士
  • 会場の様子会場の様子