平成28年5月16日、本学の「OPEN-TECH INNOVATION」(スーパーグローバル大学創成支援(SGU)事業)では、平成28年度第2回OPEN TECHシンポジウムを開催し、本学学生や教職員から30名の来場がありました。
今回は、モロッコ繊維衣料工業高等学院からMohamed Anouar Jamali(モハメッド アヌアール ジャマリ)教授(カナダのラバル大学で生産工学の博士号とベルギーのルーベンカトリック大学から経営学の博士号を取得)をお招きし、「アフリカの物流ハブ拠点モロッコ-グローバル企業SNTLグループの事例-」をテーマにご講演をいただき、引き続き質疑応答が行われました。
モロッコの工業をサプライチェーンを主軸に俯瞰し、モロッコはジブラルタル海峡を挟んでスペインまでわずか14kmという地理的な利点を生かして、タンジェの新港から工業製品を欧米諸国に輸出し、原料はアフリカ諸国から陸路で輸入している現状が紹介されました。このようにモロッコはサプライチェーンを主軸に高い効率で工業化が目覚ましく、経済成長率10%を超え、日本企業も多数進出しているという現状が報告されました。
講演に続く質疑でJamali教授は、かつて講演を聴講した際に得た人脈のお陰で今日の自分が在るとご自身の経験を振り返り、日本の学生にも、将来世界で活躍して欲しい、特に世界でリーダーシップを取れるような人材になって欲しい、そのためには、世界で通じる言語を話すこと、使える英会話力が重要と結ばれました。