所属 | 情報工学?人間科学系 |
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氏名?職名 | 水野 修 准教授 |
専門分野 | 実証的ソフトウェア工学 |
期間 |
平成27年7月31日- 9月11日 |
滞在先 | カセサート大学工学部コンピューター工学科 |
カセサート大学はタイの首都バンコクの中心より10kmほど北にある国立総合大学です。広大なキャンパスには水路や畑が見られるところもあります。また、構内には道路も多く引いてあり、7年前に滞在したときには,構内は車かバイクで移動するのが当たり前でしたが、今回行ってみると自転車専用レーンができていました。学生を中心に自転車を利用するように勧める一環できちんとレーンを整備したとのことです。私も自転車を友人に借りて寮と大学の間の15分ほどを毎日往復することにしました。途中の道にはオオトカゲが出没したりするのでなかなか楽しいです。
滞在前半は夏期休暇のため、大学内は静かでしたが、8月17日から新学年が始まると学内は急に活気に満ちてきました。タイの大学生は基本的に制服着用で、上は白いシャツ、下は黒いズボンやスカートというスタイルが一般的です。工学部の学生は上に作業着を着ていることもあります。作業着の方がクーラーの効く講義室では過ごしやすいとのことです。コンピュータ工学科の建物は1階がオープンな広場になっており、学生たちが勉強したり打ち合わせをしたりするためのスペースになっています。
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今回の滞在中に、副学長?工学部長?コンピュータ工学科長とそれぞれ面会し、情報工学の分野でも今後も交流ができるようにお話をさせて頂きました。また、グローバルインターンシップのような形で本学の学生を滞在させることを可能にするために、受け入れに興味を示して頂いた先生方との協議も行いました。
学部長(右側奥)との面会 | 副学長(右端)との会食 |
カセサート大学のコンピュータ工学科の学生を対象に、阪大、奈良先端大と一緒に大学の紹介をしました。本当はJASSOの日本留学フェアに合わせたイベントだったのですが、テロの影響でフェアは中止になり、都合がついた大学のみで開催することになりました。学生たちの留学への興味も高く、今後の交流に期待が持てました。
また、大学院のデータマイニングの講義の1コマをお借りして、ソフトウェア工学におけるコスト?不具合の見積もりに関する講義をしました。学生たちからの関心は高く、多くの具体的な質問を受けましたが、夜間の講義だったことと、帰国直前だったことから、余り質疑を受ける時間が無かったことが残念でした。
私は一ヶ月半程度の滞在だったので、大学内にある留学生用の寮を借りました。一帯に寮が集中しているので、学生たちを目当てに屋台が集まり、周辺はかなり賑わいます。ここは大学の敷地内なのですが、工学部までは自転車で10分ぐらいかかります。カセサート大学は多くの寮や宿泊施設を構内に整備しており、様々なニーズに応えた施設が提供できるようになっていました。
タイのご飯は基本的に美味しいです。わざわざレストランに行かなくても、そこらの屋台でも十分美味しい物がでてきますし、安いです。大学内でも多くの屋台が出ていて、気軽に食事を調達できます。
1ヶ月半という短い期間での滞在でしたが、英語での講義やグローバルインターンシップに向けての協議など、実りの多い滞在となりました。