8月9日、10日のオープンキャンパスの期間中に、附属図書館1階グローバルコモンズにおいて、今年で第4回目となるアフリカンフェアを両日ともに12時から17時まで開催しました。初日は225名、2日目は297名と、大盛況となりました。
今年のスタッフは、エジプト、エスワティニ、ギニア、タンザニア、ブルキナファソ、マダカスカル、モーリシャス、カメルーンとバラエティに富んだ顔ぶれでした。特に今回初参加となったモーリシャス、マダカスカルという島国の文化が紹介される良い機会にもなりました。
今年は留学生の発信力がより活かされたことが大きな特徴です。まず、両日とも留学生によるアフリカン?ドラムの演奏を行いました。演奏者はブルキナファソ人、モーリシャス人の留学生で、特に2日目はドラム3台の共演が実現して、熱いアフリカのリズムを体感することが出来ました。演奏のフィナーレでは、ドラムのリズムに合わせて、スタッフ総出のダンス?パフォーマンスで会場は大いに盛り上がりました。
また、留学生自身がスライドを作成し、トピックを紹介してくれることが多くなり、情熱が伝わる会場となりました。留学生スタッフからは自国や民族を代表して、文化交流が出来て、非常に光栄だという声も聞かれました。スタッフの衣装もそれぞれの趣向に富み、国旗で身を包んだ方、カジュアルな民族衣装の方、モダンとトラディショナルの混交のスタイルの方など、会場が一層華やかになりました。
会話のトピックは、ブルキナファソにおけるタムタム?ドラム(talking drum)の社会的役割、モシ人(ブルキナファソの多数派民族)の王様の役割、エジプトにおけるスフィズムが由来の旋舞教団の紹介、ムスリムのラマダンでの風習、多民族社会であるモーリシャス歴史的背景、マダカスカルのバオバオの木がある風景など、多様で興味深い談義はグローバルコモンズならではの素晴らしいものとなりました。
参加者は、留学生と一緒にドラムを叩いたり、記念写真を撮ったり、掲示された写真について話し込んだり等々、身振り手振りで言葉の壁にとらわれず国際交流を純粋に楽しんでくれた方が多く見られました。初日のイベント開始から2日目の終了まで参加者の波が絶えない熱気あるものとなり、参加者にとっても、留学生にとっても交流を深める良い機会となりました。