平成30年7月9日~20日の間、3年目となる電子工学サマースクール「KIT Electronics Summer School 2018」が、足球比分直播,雷速体育の高橋和生准教授とオルレアン大学ポリテク?オルレアン(フランス)のLaifa Boufendi教授との連携により実施されました。海外からはポリテク?オルレアン、アル-ファラビ?カザフ国立大学、カザフ?ブリティッシュ工科大学(カザフスタン)、東華大学(中国)、マハサラカム大学(タイ)の学生が参加し、本学学生15名を加えた総勢33名の学生が2週間にわたるプログラムを共にしました。カザフ国立大学の学生招へいにあたっては、JST「さくらサイエンスプラン」の支援を受けました。
参加学生は8つのチームに分かれ、Arduinoを用いてシステムを構築し、「何かを作り出す」課題に取り組みました。各チーム、多国籍のメンバーで構成され、Arduinoの基本を学びながら、それを活かした何かを作るために試行錯誤を重ねました。
5日目にはカザフスタンの学生に対してプラズマ工学についての知識を教授する「プラズマ?ナノテクノロジー?セミナー」が実施され、Boufendi教授による講義と実験指導が行われ、学生同士のワークショップも開催されました。
最終日には、各チームの作品を発表する”Make Something”コンテストが実施され、学生と審査員の投票により、農作物栽培システム「IGardener」製作チームが最優秀賞(KIT賞)に選ばれました。また、本プログラムに支援いただいたオムロン株式会社より、視覚障害者用歩行支援センサー「B-Loved」に対しオムロン賞が授与されました。
社会実装を意識したシステムから万国共通ゲーム機まで多種多様な作品が発表されましたが、いずれも地球規模での視点や普遍性をもった提案であり、異なる文化背景を持つ学生たちがともに過ごし影響し合うという、このプログラムの意義がまさに現れる結果となりました。今後、参加者同士の国を超えた行き来も計画されるなど、京都に留まらない活動に繋がることを期待させながら、プログラムは幕を閉じました。