平成29年6月9日(金)から13日(火)まで、協定校であるタイ?キングモンクート工科大学トンブリ校(KMUTT)からの学生14名を対象としたサマースクールを開講しました。
今回のサマースクールには、KMUTT Qualified Hands-on Engineer (Monotsukuri Engineer)プログラムに所属する学部2年生が中心に参加しました。当該プログラムは、日系企業等で即戦力となるものづくりを行う人材を育成することを目的としてKMUTTで開講されているプログラムです。参加学生は、6月6日(火)から24日(土)までの全19日間の日程の間、大阪?京都?名古屋?静岡?東京?山梨にある様々な企業を訪問し、日本のものづくりについて、技術やその基本思想を学びました。そのうち、京都におけるプログラムとしては、本学での特別講義受講や、綾部市の綾部工業団地の企業を訪問しました。
一行は、9日朝に本学に到着し、機械工学系の教員等による特別講義受講や研究室訪問を行い、午後からは、ロボコンやフォーミュラで活躍する学生による活動内容の紹介を受けたり、今年の8月にKMUTTで行われるプログラムに参加予定の日本人学生と交流し、お互いに情報交換をしました。
12日?13日は綾部市に移動し、山崎善也綾部市長を表敬訪問した後、綾部工業団地の8箇所(※)を訪問しました。企業訪問の際は、参加学生から、製品についての専門的な質問のほか、日本企業に就職するにあたって「どのような専門知識が必要か」「日本とタイの働き方の違いはなにか」といった熱心な質問が相次ぎました。
参加学生からは2日間の綾部市滞在をとおして、「日本企業のものづくり精神に触れ、将来の就労のイメージをつかむとともに、自然豊かな綾部市の環境に触れることができ、非常に有意義な時間を過ごした」との感想が多くありました。
今回のサマースクール実施に先立ち、6月1日(木)に本学は、綾部市長を立会人として、綾部工業団地振興センターとKMUTTの三者間でインターンシップに関する協定を締結しました。今後はこの協定に基づき、本学とKMUTTの学生の双方向の企業インターンシップ実施を毎年予定しており、京都府北部を拠点とし、更なる活発な交流を行っていきます。
※今回見学させていただいた企業(敬称略):
日東薬品工業株式会社、株式会社片山化学工業研究所、株式会社住友理工ホーステックス、
株式会社堀内機械、国産部品工業株式会社、日東精工株式会社(八田工場、城山工場)、日東公進株式会社