平成29年2月18日(土)、本学のスーパーグローバル大学推進拠点は、「OPEN-TECH INNOVATION」(スーパーグローバル創成支援(SGU)事業)として、本学先端ファイブロ科学専攻と共催で平成28年第14回OPEN TECHシンポジウムを開催し、地域企業および本学学生や教職員など約100名の来場がありました。
今回の講演会では、アジアで非常に教育?研究レベルの高いシンガポール国立大学よりChaobin He(シャオビン ハー)准教授(講演題目「Overcome The Conflict Between Strength and Toughness in Polymers and Composites」)、ソウル大学よりYoun-Woo Lee(ヨンウン リー)教授(講演題目「Beyond Critical Point: Journey to the Supercritical World」)をお招きし、先端ファイブロ科学専攻のコア技術であるナノ複合材料の高機能化やテキスタイルの無水染色技術についてご講演いただきました。さらに、甲南大学の島本憲一先生には「グローバリゼーションと環境政策」という題目でご講演いただき、普段とは少し違った視点からグローバル化や環境施策に関する提案を行っていただきました。いずれも、従来あるものをどうより良くしていくのか、自然などの中に潜んだ技術や特性を上手く利用しどう活用していくのかといったことを改めて考え直すことができる講演でした。
本シンポジウムは英語で実施するのみならず、本専攻学生の自主的な運営参加を基本としており、シンポジウム開催にあたっての運営体制整備や、準備から当日までの役割分担なども実行委員会で話し合うことにより、本専攻学生に対するスムーズな学会等運営スキル習得のための教育研究活動の一環としています。本シンポジウムの経験が、本専攻学生の今後のグローバル社会における多くの課題に柔軟に対応する力を涵養する一助になることが期待されます。