グローバルコモンズでは、本学のスーパーグローバル大学創成支援(SGU)事業の一環として、Career×English 『国際的に活躍する先輩と語ろう』を開催しています。グローバル化が進む現代では、大学生であっても、留学生との交流や国際学会への参加?発表など、「グローバル化」を肌で感じる機会が増えています。
11月11日に開催された第3回Career×Englishでは、本学大学院 生命物質科学研究科 博士後期課程3年に在籍中の梅河内隆成氏と嶋路耕平氏に「国際学会と英語」と題してお話いただきました。
お二人の参加した国際学会の概要や参加準備に関わるあれこれ、国際学会での英語使用の実態から体験談、本学在学中に出来る英語力アップの秘策など、国際学会に積極的に参加し、自身の研究成果を世界に発信しようと努力してきた二人だからこそ話せる興味深いお話を聞くことが出来ました。
教員を含め11名が参加した今回は、専門分野の異なる学生や教員からも積極的に質問がなされ、分野や立場の垣根を超え、双方にとって有意義な意見交換?情報交換の場となりました。国際学会で英語で討論していくためには、自分のテーマを世界一愛し、日頃から英語で書かれた専門書や論文を読み、内容について自分なりに吟味?検討し、論文を書く、といった地道な努力が必要です。加えて、国際学会では、休憩時間等での他の研究者との雑談も、研究を深め、人脈を広げる大切な時間となります。話したい研究者がいるのなら、事前にアポを取り、話の内容をまとめておく必要があります。数日間に亘って早朝から続く国際学会は、専門性はもちろんのこと、人としての幅の広さや勇気や度胸、長時間の思考にも耐えうる体力も要求される場なのかもしれません。専門知識、英語力、雑談力、人間力、体力???自分にとって足りないのは何か、国際的に活躍するために、今、この瞬間からできることは何かを考える、学生と教員にとって、非常に良いきっかけとなりました。