国立大学法人京都工芸繊維大学と第一工業製薬株式会社は、包括技術交流に関する協定(以下「本協定」)を締結しました。
本協定は、本学の教員と第一工業製薬の従業員が、積極かつ有効的な技術の包括交流の促進により、双方の研究?技術発展を図ることを目的に、以下の「技術交流事項」について定めたものです。
<技術交流事項>
?技術相談、技術調査および技術利用の実施
?技術情報および研究情報の提供
?人材の育成?交流の推進
?新事業、新製品の開発?評価?検証等推進のための研究連携
本学と第一工業製薬の交流により、お互いの持つ技術や知見を融合?実装させ、地域社会の課題解決をめざします。また、技術者の交流を活発化させ、互いのレベルアップを図ります。
共に京都に位置する大学と企業が、伝統を重んじながらも時代の変化に柔軟に対応していくことで、長期的に本協定を発展させていきます。
調印式での記念撮影
左:森迫清貴学長、右:第一工業製薬 山路直貴代表取締役社長
「工業用薬剤の首位」と紹介される化学の素材メーカーです。創業は1909(明治42)年。絹糸の原料、繭を洗う工業用薬剤「蚕繭解舒液(さんけんかいじょえき)」を開発したことが始まりです。これにより、紡糸の生産性を著しく向上させ、絹産業における量産技術の確立に貢献しました。創業から変わらぬ「品質第一、原価逓減、研究努力」の社訓、「産業を通じて、国家?社会に貢献する」の社是を基に、現在は独自性、ユニークさで評価される「ユニ?トップ」企業として、技術、製品の開発に取り組んでいます。長い歴史の中で培った独自の研究開発力で、人々の健康寿命延伸やQOL向上に貢献していきます。
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